こちらページでは
・クローン病と診断されて改善されない
・様々な医療機関に足を運んだが改善が診られない
・薬を飲んでも治らない
とお悩みの方に、東洋医学鍼灸治療で改善される訳をお話していきます。
今回は大きく分けてこの3つを、お話ししていきます。
①東洋医学がクローン病に有効な理由
②クローン病と肺の関係について
③今から出来る処方箋
【西洋医学におけるクローン病の概念】
全消化管に非連続性の慢性肉芽腫性炎症を生じる原因不明の炎症性疾患です。
原因は不明です。
処方される薬は
・抗炎症薬
・免疫抑制剤
・抗生物質
場合によっては手術を勧められることがあります。
ですが、それらは原因不明の為、対処的な処方になります。
「火のないところに煙は立たぬ」という言葉があります。
火のない所に煙は立た無いので、火の元である根本原因を理解し、それに対して治療することが有効であると考えます。
①東洋医学がクローン病に有効な理由
東洋医学は2500年前もの歴史がある経験医学です。
現代のように医療機器が発展していなかった時代は、お医者さんは
・脈や腹
・舌の状態
・季節
・気候
など五感を使い、患者さんの今ある状態を把握していました。
ですので、東洋医学では現代の数値やデーターでは把握出来ない部分を診ることができます。
西洋医学との大きな違いの一つに組織器官は個別に機能するのではなく、全体が一つの繋がりを持っているといった考え方があります。
西洋医学はお医者さんに罹ろうとする時、様々な科に分かれます。
東洋医学では全体は繋がっていると考えることから、あらゆる疾患に対応出来るといえます。
②クローン病と肺の関係について
下記の表で分かるように東洋医学ではあらゆる病(やまい)が五臓六腑(内臓)と関係していると考えます。
クローン病の方は【肺虚】体質になります。
肺虚体質の方は
・関節痛
・花粉症
・風邪をひきやすい
・鼻炎
・喘息
などが派生して現れやすいです。
東洋医学で肺とは
西洋医学の肺のこともいいますが、それだけでは無いです。
東洋医学では肺とは西洋医学の肺のことも指しますが、それだけではないです。
肺は上記水色文字のイラストにある通り、宣発・粛降作用があります。
肺の【宣発作用(呼吸の推動)】により「酸素(気)と血液(血)」が全身を巡ります。
酸素と血液は体内を一緒に巡っています。
肺の呼吸の作用がクローン病有効な理由
腸管内に炎症があると【気・血】の流れが滞ります。
あらゆる組織・器官は血液によって栄養されているので、炎症部分にもしっかり血液をいき渡らせることで傷である潰瘍の治癒力を高めます。
鍼や灸では体表の鍼刺激により、血液や酸素(気血)の流れをスムーズに行き渡らすことが得意です。
そうすることにより、クローン病をお持ちの方に派生して現れる、
あらゆる症状が改善されていきます。
鍼はどのようにして肺に作用する?
こちらは1,000年程前に書かれた肺の経絡図です。
経絡とは全身には361穴のツボ(経穴)がありますが、ツボ(経穴)は頭の先からからつま先まであります。
ツボ(経穴)とツボ(経穴)は1本の線で繋がっており、その線を経絡といいます。
電車に例えると新宿ー新大久保ー高田馬場が山手線というように、
中府ー雲門ー天府
というツボ(経穴)は肺の経絡で結ばれます。
肺の経絡は肺を貫き、大腸を纏うことから、肺の経絡で治療をすると肺と大腸に効果があるといえます。
③今からできる処方箋
日々ご自宅で出来ることとしては、漢方の服用やお灸があります。
ここでは潰瘍性大腸炎に効くツボをご紹介します。
鍼や灸では肺の作用を高めるのに肺の経絡上にある経穴(ツボ)を使い、体性ー内臓反射により肺に作用します。
体制ー内臓反射とは体表面の刺激により、内臓に起こる反射のことです。
ですが資格の無い方は鍼は使えませんので、自宅ではお灸(せんねん灸)や指圧によって体制ー内臓反射で肺の宣発作用を高めることができます。
ツボのご紹介
ツボは「孔最」というツボです。
孔最は肺の経絡で手の平を「パ~」にしたとき手の関節と肘の関節の中間の親指一個分上にあります。
親指側の延長線上にあります。
少し押すと圧痛が感じられると思います。
・炎症
・免疫強化
・アレルギー
などに効果の高いツボです。
最後に
クローン病のあらゆる症状は、日常に支障をきたしますよね。
「部分」を診る西洋医学と「全体」を診る東洋医学の違い、解っていただけましたでしょうか。
西洋医学も東洋医学も得意とする部分、不得意とする部分は補い合って患者様の選択肢が広がれば本望です。
今回、東洋医学の有効性はごく一部のご紹介ですが、詳しく知りたい方は下記アニメーション動画をご覧下さい。