このようなお悩みはありませんか?
□人口受精・体外受精方・排卵誘発法で効果が無い
□様々な不妊治療に足を運んでいる(いた)が、一向に授からない方。
□どのような治療をすれば良いのか解らない方。
□不妊になら無い為に、今から体質に気を付けたい。
2500年前の医学書から解かる不妊
2500年も前から読み継がれてきた東洋の医学書『黄帝内経』には、【不孕】(ふよう)について書かれています。
不孕(ふよう)とは【不妊】のことです。ですので、2500年前から不妊は存在し、漢方や鍼灸で不妊治療が行われてきたことが解ります。
また、「月経が整えば子宝に恵まれる」という意味で『月事以時下、故有子』という一節が記されています。
つまり不妊体質を改善するには、月経の状態を整える。ということが大切であると言います。
月経の状態とは
・月経の量
・月経の質
・月経の周期
・月経の色 などを指します。
子宮内膜症や卵巣脳腫などの診断がされていない場合でも、月経の状態によって誰でも不妊体質になりやすいという訳です。
例えば月経痛がある方は、子宮内膜や血液の状態により引き起こされている為、不妊症になりやすいです。
そのような場合、東洋医学専門の漢方・鍼灸により生理痛がない体質にします。生理痛が無い体質にする為には、今生じているお身体の問題を解決することが先決です。
そうすることで不妊体質の改善ができ、1日でも早く赤ちゃんができる体に導きます。
上記の方は子宮筋腫・冷え症・便秘があり、先ずはそれらのお身体の不調を改善し、子宮内膜をより良い状態にするよう治療しました。
東洋医学で考えるピルについて
生理(月経)で西洋医学に罹ると、西洋医学では「ピル」の服用を勧められます。
ピルは女性ホルモンが配合された薬のことで、生理をコントロールする薬です。
コントロールとは、女性の月経は子宮内膜が肥厚し剥がれることで生理が起こりますが、
子宮内膜が剥がれるタイミングを遅らせたり、早めたりすることで月経量・月経の時期をコントロールするというものです。
そもそも、ホルモンとは人間の身体に関わるあらゆる機能を支配している中枢のような機関であります。先天的な病気では無い限り、ホルモンは本来備わっているので、薬や注射で体内に補おうとすると、当然何かしらの反応が起きます。それは副作用として現れることもあります。
調査解析による論文によると、「子宮頸がんや乳がんのリスクがある」として様々な国では喚起されています。
血栓症になる確率も日本で多く確認されており、それらを承知の上服用することが重要です。
しかし、いずれにせよ妊娠を望む時は服用を辞めなければなりません。
東洋医学では生理(月経)は女性の持つ本来の自然摂理に備わった機能です。その自然摂理の機能に何かしらの異常(痛み・PMS・月経困難など)があった場合、自然の根本療法にて、それらの症状が出ないお身体に導くことで、良い月経とお付き合いすることが重要です。
そうすることにより、妊娠しやすいお身体へと導きます。
不妊における西洋医学と東洋医学の違い
西洋医学との大きな違いの一つに西洋医学では組織、器官を個別に考えます。
例えば、脳神経外科・循環器科・婦人科など、身体の一部分を切り取って診ます。
不妊で産婦人科に罹ると生殖器の状態に特化し、検査や薬物療法・ホルモン療法などが行われていきます。
東洋医学では組織・器官は個別に機能するのではなく全体が一つの繋がりを持っていると考えます。
お身体全体を把握し、今ある症状の根本原因を突き止めます。
自然治癒力を高める治療により、症状の出ないお身体へと導きます。
不妊の原因は肝・腎に有り
上記の表からも解る通り、「不妊」は東洋医学では五臓六腑の「肝・腎」と関係していると考えます。
東洋医学で肝とは肝臓のこともいいますが、それだけでは無いです。
肝について
肝は「疏泄(ソセツ)作用」があり、車のエンジンでいうとモーターのような働きをしています。
車にガソリンが入っていても、モーターが回っていないと車は動かないですよね。
この疏泄(そせつ)作用で「血」が全身に巡っていき、脳が滋養され、手足の抹消血管へと行き渡ります。
生理のおける血液の状態と「肝」は大いに関係があります。
あなたは肝実タイプ?肝虚タイプ?
一つでも当てはまるものはありますか?
□レバーのような塊が出る
□血液の色が紫・黒色に近い
□血液がドロドロしている
□ナプキンを変える頻度が高い・量が多い
□月経前にイライラ、感情的、憂鬱になる
□月経中~月経終期にかけて気分や体調が良くなる
上記がひとつでも当てはまる方は肝の機能亢進による【肝実】体質の状態です。
漢字の通り肝の機能が「亢進」している状態なので、不必要な亢進を抑え、平衡に保つ治療が適切です。
□月経後に体調が悪くなる
□月経後に元気が無くなる
□月経後、貧血のようになる
対して上記が当てはまる方は【肝虚】体質の状態です。
漢字の通り肝の機能が低下している状態なので、補う治療で平衡を保ちます。
腎について
腎とは東洋医学では「生命の源」である重要な臓器だとされています。
「腎精を主る」と言われおり、腎精が不足していると
下記イラストからも解る通り、骨粗しょう症・難聴・認知症・下半身の冷えが起きやすいです。
腎精不足を腎虚ともいい、お年寄りのほとんどは腎虚です。
つまり、不妊体質の方はこの「腎精」を補い、腎を高める治療をすることで、妊娠しやすいお身体へと導きます。
流産について
卵胞が着床し妊娠が判明しても流産することがあります。
流産の8割以上が、妊娠初期の11週目までに発生する早期流産です。受精卵が卵胞・胚子と言われる段階においての流産です。
この卵胞・胚子は子宮内膜のフカフカなベットで成熟します。早期流産を防ぐには直径2cmとなる卵胞を子宮内膜へ維持し続けることです。
東洋医学で考える流産を防ぐには
流産が起こらないようにするのに、東洋医学では固摂作用を高めることが重要だと考えます。
固摂作用とは漢字の通り【体外に漏れ出ないよう、維持する作用】のことです。
例えば、私たちの内臓はあらゆる組織によって繋ぎ止められ正常な位置で維持していますが、「脱肛や子宮脱」という病気があるように、固摂作用が低下すると内臓が外に出るということも有ります。
尿漏れにおいても同じです。
【固摂=固める作用】があって、私たちは尿を溜めて自分の意志で排尿することが出来ます。
しかし、固摂作用が低下すると頻尿・尿漏れなどの症状が起こります。
このようなことから、東洋医学鍼灸治療ではあらゆる環境や状況において変化し、傾いていく身体の状態を、平衡に保てるように、整えることが出来る治療です。
体温と流産について
お腹の中の赤ちゃんの住まいである、胎盤には羊膜がありその中には羊水が含まれ、お水の中で過ごしています。
そのお水が熱くなったり、冷たすぎると、赤ちゃんにとって居心地の悪い状態だと言うことがわかります。
妊娠・出産に冷えは大敵といいますが、「熱」も、大敵であることが解ります。
・のぼせやすい人
・冷えやすい人
・暑がりな人
・寒がりの人は、陰陽(寒熱)を整える治療をし、妊娠維持のしやすいお身体へ導きます。
妊娠中は鍼灸治療をしても良いの?
東洋医学鍼灸治療は妊娠中も治療することは差し支えないとされています。
何故なら、治癒力を高める治療だからです。
妊娠中は「つわり・不正出血・逆子・高血圧・血糖値の上昇・頭痛・腰痛・・・・」
など身体に様々な症状がが起こりやすくなります。
これらの症状が出ても妊娠中は薬を飲めません。
そういったことからも、長期に渡り身体を整えることは、出産前後を考えても良いことです。
身体を整えるとは=養生すること
養生とは病の出ないお身体を作ることです。
妊娠中に「病」(やまい)が現れては、不安になると思います。
西洋における不妊治療も東洋における不妊治療も、お互いに成しえない部分がります。
得意なこと・不得意なことを理解し、患者様の選択肢が広がれば本望です。
不妊専門鍼灸治療
30分~40分程度 | 5,500円(税込) |
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※1)初診料は1,000円とさせて頂いております。初回施術のみ+1,000円になります。
※2)お支払いは現金のみとなっております。