このようなお悩みはありませんか?
- 抜け毛が気になる方
- 様々な頭髪治療に足を運んでいる(いた)が、一向に結果が出ない方。
- 髪の毛を増やしたい方
- 髪の毛の質が悪くなってると感じる方
- 薄毛に悩んでいる方
- 植毛は避けたい
2500年前の医学書から解かる薄毛(AGA)・禿げ(ハゲ)・脱毛について
東洋最古の医学書である黄帝内経には
男女が年齢と共に生理的に迎える脱毛を
「女子・・・五七陽明脈衰・・・髮始墮・・・
男子・・・五八腎気衰、髪堕・・・八八則歯髪去。」
と記しております。
訳:女子は三十五歳になると陽明の脈は衰えて髪が抜け始める。
男子は四十歳になると腎気が衰えはじめ、
頭髪は抜け、六四歳になると歯と頭髪も抜け落ちる。
誰でも脱毛が起こりやすい生理的現象がある事がわかります。
また、
「發(髪)、一名血餘。」
とも、記されております。
訳:髪、またの名を血余という。
”髪は「血余」であると言われていることから、
毛髪は血との関わりが深いと考えられいます。
毛髪に艶があるのは血の働きが旺盛な証拠であり、
白髪が混り、枯れて脱落しやすくなるのは、血が不足している”
ここでいう血の不足は貧血や赤血球の数値が低い。というような事に拘りません。
髪の毛の悩みと肝の関係について
東洋医学ではあらゆる病(やまい)が五臓六腑(内臓)と関係していると考えます。以下で説明していきます。
頭髪でお悩みの方は「肝虚」体質の方が多いです。
例えば「肩こり・頭痛」が慢性的にあり、「頭髪」の悩みもある、といった具合です。
東洋医学で肝とは西洋医学の肝臓のことも言いますが、それだけでは無いです。
ここでは上記イラストの水色文字にあります、「疏泄作用」が大きく関係してきます。
「疏泄作用」は全身へ隈なく「血」が行き渡るような作用があります。
東洋医学では自然界のさまざまな事物の発生・発展・変化は人間の身体も同じように作用していると考えます。
この「肝」は五行説に当てはめると「木」の性質があり、木は土から栄養分をもらい枝先~葉まで滋養し花を咲かせます。
つまり、「土」からの栄養分である「気(酸素)・血・水」を末端である髪の毛(葉)まで行き渡らせることで新しい毛根が育ち、抜けにくい頭皮の状態を作り、髪の毛一本一本の毛質が変わっていきます。
肝の疏泄作用の低下により、髪の毛まで栄養が行き渡らず抜け毛や脱毛の原因となることが多いです。
ですのでお身体の治療と頭髪の治療を同時に行っていきます。
そうすることにより、髪の毛に血が行き渡りやすい体質を作ります。
当院における頭髪治療・症例報告
こちらの画像は40代・男性です。
30代後半から前頭部が薄くなっていることにお悩みでした。
この方は肝虚体質の為、肝を高める治療をしました。
この方は50代女性です。
前途でもお伝えした通り、「頭痛・肩凝り」が慢性的に頻出しており肝虚の治療を致しました。
全体的に毛量が増えていることが解ります。
この方は半年間治療しました。途中、精神的ストレスがあり、ほとんど毛の無い状態までになりましたが、現在は落ちつき、メンテナンス程度の治療をしています。
この方は3週間に1度のペースで6回治療しました。地肌の見え具合で治療すると分かり易いです。今後益々生えていきます。
治療間隔やペースは少なくとも効果が有ることが解ります。
具体的にどの様な治療をするの?
治療の前に「証」を決定し、証に基づいた治療をします。
証を決定する為に、診察を行います。
東洋医学の診察では四診といい、聞診・切診・問診・望診があります。
四診から読み取れる情報から患者様の状態を考察していきます。
治療開始
証の決定後、治療を開始します。
鍼や灸では、その五臓六腑を貫いたり纏ったりして、全身に走行している「経絡」に働きかけます。
経絡とは全身には361穴の経穴(ツボ)がありますが、ツボは頭の先からつま先まであります。
ツボとツボは1本の線で繋がっており、その線を経絡といいます。
上のイラストは1500年ほど前に描かれた脾の経絡図です。
それぞれのツボ(経穴)とツボ(経穴)とが経絡によって繋がれているのが解ります。
現代ではツボ(経穴)や経絡は、筋膜(ファシア)に近いものだとして、研究が進んでおります。
何故、鍼や灸が五臓六腑(内臓)に効果あるの?
鍼と灸では体制-内臓反射という反射が起こります。
体性ー内臓反射とは体表面の刺激により、内臓に起こる反射のことです。
鍼や灸では患者さんに必要なツボ(経穴)を使い、経絡から内臓に作用することから効果が現れるといえます。
鍼や灸は痛いの?
お子様も安心して受けられる痛みの無い鍼(はり)
鍼の材質は効果や痛みを考える上で重要だと考えます。
多くの鍼灸院では安価な「ステンレス」の鍼を使用しております。
「鍼先が鋭く硬い」為、身体への馴染みが乏しく、痛みを感じやすいです。
当院では髪の毛よりも細く、柔らかい0.14mmの「金」や「銀」の鍼を使用しております。
この鍼は人体に馴染が良い為、負担や痛みも少なく、優しい鍼になります。
当院で行う「経絡治療」は金や銀の鍼との相性が良く、効果をより発揮します。
痛みは人それぞれ感受性が違います。特に女性では痛点が多いとされています。ホルモン周期によっても、日によって感じ方が変わります。当院では患者様が安心して受けて頂けるように心掛け、お一人お一人に合わせた治療をします。
鍼の数は多い方が良いの?
多くの鍼灸院では「鍼の本数は多ければ多い程、効果が高い。」「深ければ深い程、効果が良い。」などと言い、見た目にもインパクトのあるような広告を多く見かけます。実際にそれだけの過剰な刺激量があれば、何かしらの反応は起こることが多いです。
しかし、「オーバードーゼ」という過剰刺激によるリスクがある、ことも事実です。
また、頭だけに鍼を行うような治療では刺激量が多く、抜けやすくなる場合があります。
巷(ちまた)で行われているミノキシジル・フィナステリドの服用は一時的な効果に過ぎず、辞めるとまた抜けていく為、根本治療とはなっておりません。
また、多毛症とでして体毛が濃く生えてくることも副作用の一つに有ります。
それらを理解した上でご自身のお身体の状態と、どのような治療が最適であるのか、判断材料となれば本望です。
鍼灸施術 | 料金 |
頭髪治療 30分~40分程度 | 6,000円 (初診料+1,000円) |
※1)お支払いは現金のみとなっております。
※2)指名料は頂いておりませんが、日時によりスタッフどちらかの施術となります。
※3)初診料は1,000円とさせて頂いております。初回施術のみ+1,000円になります。